今週のオススメ(2021/6/6)
・劉慈欣『三体』 早川書房 2019/7/4 小説
中国人作家によるSF小説。原書は2008に単行本化、三部作のうちの一作目。とにかく話が進めば進むほどスケールが大きくなっていきます。つい最近日本語翻訳版が三作目まで刊行されました。私はこれから三作目を読むところなんですが……
・ダン アリエリー『予想どおりに不合理』 早川書房 2013/8/22 行動経済学
頭ではわかってるつもりでも引っかかる人間の行動の不合理さがしみじみします。ふと立ち止まって身の回りにある商売の仕組みを考えてみると、コレもあてはまるかも……ということに気がつくかもしれません。経済学と心理学を混ぜてみたらこんな感じなんでしょう。
・吉田秋生『BANANA FISH』 小学館 1985~1994 コミック
全19巻、番外編1巻。文庫版で全11巻、番外編1巻。2018年にアニメ化。少女マンガとは思えないクライムアクションの連続……ですが、テーマとしては主人公の自由と孤独について、というところでしょうか。完結してから約四半世紀後にアニメ化とは珍しい気もしますが、アニメも秀逸でした。